第7号『ベクトル』
こんにちは。
同友会東支部ホームページ『ひがしかぜ』と連動したメルマガに掲載している【コラム】The EAST WINDです。
毎号、福岡同友会におけるトピックや東支部でのエピソードをご紹介してまいります。
今回のテーマは『ベクトル』です。
同友会の会員さんを訪ね取材していると経営指針書の話題になります。
そしてキーワードになるのが『ベクトル』です。
「社内におけるベクトルを一致させる」などと表現されます。
だいたい「目標を達成するための方向性」と言った意味合いで使われていると思います。
ベクトルには二つの要素があります。
「角度」と「長さ」。
「方向性」であれば「角度」にしか触れていません。
「長さ」は「勢い」「思いの丈」とでも表せるでしょうか。
つまり、ベクトルの長さが長いほど「勢い」が大きいと言えるでしょう。
ベクトルは合成できます。
A点からB点を結ぶ直線が社長のベクトルと、A点からC点が社員のベクトルとしましょう。
直線ABの延長上にゴール地点Gがあります。
いわゆるビジョンにあたります。
直線ABとACの角度が同じなら「方向性」が一致しているわけです。
ABとACをつなげた(合成した)ACは、よりG点に近づくでしょう。
角度(方向性)にずれがある場合でも社長の思い(AB)が長いほうが、よりG点に近いはずです。
(以上は航海計画の時に使う発想です)
社長の情熱が会社を目的地に近づけていくのです。
ではまた。